最上川CC完全攻略|距離は短いが戦略性抜群の河川敷コース
山形県酒田市にある最上川カントリークラブ。「河川敷コースだから簡単だろう」と思っていませんか?実際にラウンドしてみると、距離は短いものの戦略性の高さに驚かされる
コースです。今回、10月下旬に実際にプレーした経験をもとに、攻略法をご紹介します。
日本海と名峰に囲まれた戦略的コース

最上川カントリークラブは、日本海、鳥海山、月山に囲まれた絶好のロケーションに位置しています。河川敷特有のフラットな地形で見通しが良く、大自然のパノラマを楽しめる環境のゴルフ場です。
約30年前は9ホールだけでしたが、後にINコースが追加され現在の18ホールに。パブリックコースでありながらメンバー制を採用し、月例会などの競技会も活発で50代から60代のゴルファーが多く、男女問わず本格的なゴルフが楽しめるコースです。
距離は短いが戦略性抜群!OBに要注意
①210ヤードのパー3!難易度の高いホール

距離が短いコースとはいえ、あなどれないホールがいくつもあります。特にNo.5のパー3は210ヤードもあり、上級者でも難しいと感じるホールです。
グリーンは左からが花道になっており、右に外すと右から左への強い傾斜があるため、ほぼ寄せることができません。このホールは、距離だけでなくグリーンの形状も攻略のカギとなります。
②OBが出やすいホール

- No.1:スタートホール。体が温まっていない状態でのティーショットは要注意
- No.2:やや打ち上げの右ドッグレッグ。右に打ち込むとOBに!
- No.9:OUTコース最終ホール。右サイドが危険
- No.14:川岸に近く、風の影響を受けやすい。
風が強い日には、さらにOBのリスクが高まります。飛距離よりも方向性を重視したクラブ選択が重要です。
河川敷ならではの挑戦

≪OUTコースからINコースに渡る吊り橋≫
①最上川カントリークラブ最大の特徴
特にOUTコースは格段に狭くOBが出やすいレイアウトになっています。
ラウンドした10月下旬の日は、西風1〜2m程度と比較的おだやかでしたが、それでも河川敷コース特有の突然の風に何度もほんろうされました。
この日、同伴者を含めて5回のOBが発生しています。
②正確なショットの重要性
河川敷コースと聞くと「平坦で単調」というイメージがあるかもしれませんが、最上川カントリークラブは違います。
OUTコース、INコースともにフラットな地形だからこそ風の読みや正確なショットがより重要になるのです。
そして、見通しの良いホールが続くため、次のショットの落としどころが明確に見えます。だからこそ、意図と実際のショットのズレがスコアに直結する緊張感があります。
18ホール通しプレーというスタイルも、じっくりとゴルフに没頭できる魅力の一つです。
最上川カントリークラブの攻略法

戦略①:ティーショットは残り距離を計算する
ドライバーでかっ飛ばせば残り100ヤード以下になるホールも多いのですが、ここに落とし穴があります。中途半端な距離が残ると、スピンが効かず、グリーンで止まりません。
グリーンは饅頭グリーンで、直接乗せてもこぼれやすい形状です。2打目で確実にコントロールできる距離を残すクラブ選択が重要です。
戦略②:グリーンは手前から、パッティングは距離重視
このコースのグリーンは、ほとんどが手前から攻めないと、こぼれる形状になっているので直接ピンを狙うのではなく、花道から転がして攻めるのが正解です。
特に印象的だったのがNo.7です。少し右にドッグレッグしており、グリーンが横長で右から左への傾斜が強いホールです。2打目をグリーンに直接落としましたが、はねてグリーン奥のラフへ。3打目のアプローチも寄せきれず、結果的にダブルボギーとなりました。
切れそうで切れない、また逆のパターンもあるのが、このコースのグリーンの特徴です。 余程の傾斜でなければ、ラインを読むよりも距離だけを合わせる方が2パットの確率が上がります。
ただし、いくつか注意すべきグリーンがあります:
- No.5:右から左の傾斜が強い
- No.7:横長で右から左の傾斜
- No.17:奥は高いが芝目の影響で手前から奥に速い
これらのホールでは、傾斜や芝目を意識したパッティングが必要です。

戦略③:メンタルと集中力の強さが勝負を分ける
OUTコースで苦戦すると、INコースで取り返そうと攻めてしまいがちです。しかし、このコースで大切なのはショートゲームの技術とメンタルの強さです。
No.14のミドルホールでは、ティーショットを左のカート道方向に打ち出してしまい、川岸でホールの風に持って行かれてOBに。このように、風や状況を読む力も求められます。 このような状況で、OBを引きずってしまいがちですが、気持ちを切り替えて次のプレーに集中することが大切です。
No.15のロングホールでは、気持ちを切り替えてプレーに集中した結果として、この戦略が功を奏しました。中央の池があるホールで、ティーショットをうまく打ち、2打目で池を越えて3打目が100ヤード地点まで到達。そこからグリーンをとらえ、1パットのバーディを取ることができました。
最上川カントリークラブはハーフ休憩なしの18ホール通しプレーが基本です。OUTコースからINコースへの移動時に一度クラブハウスに寄りますがトイレ休憩程度です。インターバルが長いので、その間に軽食など済ませることをおすすめします。
おにぎり、ドリンク、お菓子や果物などで栄養補給しながらラウンドすることで、後半の 集中力が維持できます。この日のラウンドは、4時間30分でスムーズにプレーできましたが、繁忙期はプレーに5時間以上かかる場合もあります。
ビギナーから上級者まで楽しめる

「距離が短いから簡単」と思われがちですが、最上川カントリークラブは違います。
①ビギナーにとっては
ゴルフのルールやマナーを学べる登竜門的なコースです。フラットな地形は歩きやすく、初めてのラウンドでも体力的な負担が少ないのも魅力です。
②上級者にとっては
飛距離よりも戦略と技術が試されるコースです。全ホールで同じ攻め方ができれば完璧ですが、それこそが難しい。考えさせられるゴルフが楽しめます。
そして何より、スコアが良くても悪くても「また挑戦したい」と思わせる魅力があります。
③まとめ:戦略を立てて挑む価値あるコース
最上川カントリークラブは、距離は短くても戦略を立てて実践しないと良いスコアにつながらない、挑戦しがいのあるコースです。
日本海、鳥海山、月山に囲まれた美しい景観の中で、技術とメンタルが試される本格的なゴルフが楽しめます。風を読み、グリーンの特性を理解し、自分の技術を磨く。そんなゴルフ本来の楽しさを思い出させてくれる場所です。
初心者には次のステップへの良い経験を、上級者には戦略的なゴルフの面白さを提供してくれる最上川カントリークラブ。ぜひ一度、その奥深さを体験してみてください。

































